営業本部 執行役員
2017年中途入社

異業種で培った確かな営業力・事業立ち上げ経験から
Blueshipの営業部門を牽引


これまでのキャリア、入社のきっかけについて教えてください

音楽配信会社の営業職からキャリアをスタートしました。トップセールスを記録し、25歳で支店長を任されました。当時は光ファイバーインターネットサービスの黎明期で、その新規事業運営のために本社勤務となりました。新設されたカスタマーセンターのセンター長を務めることになり、顧客サポートの構築に一から携わりました。

それからコールセンター事業そのものに可能性を感じ、29歳でコールセンター企業に転職。沖縄拠点でオペレーション管理を担当し、当初予定の1年を超えて3年間勤務しました。その後、東京に戻ると「消えた年金」問題が社会問題化し、その際の対応窓口を2週間で構築しました。当時部下は最大600名近くいました。

コールセンターの魅力は、人間同士のコミュニケーションでありながら、高度に「数字化された世界」でもある点です。お客様との対話時間は一見予測不能に思えますが、過去の実績から平均通話時間などの指標が見えてきます。この数値をもとに、生産性向上策を考えたり、お客様満足度と業務効率のバランスを追求したりする分析的アプローチが非常に興味深いものでした。

東京に戻った頃には会社が大手通信グループに吸収合併され、新たな環境での業務に適応する経験も得ました。その後再び沖縄に赴任し、自治体関連のプロジェクトとして人材教育事業に携わり、企業研修プログラムの開発や就労支援を通じて地域貢献に取り組みました。

再び東京に戻ってからはこれらの経験を活かし、人材系ビジネスのコンサルタントとして独立しました。その後、広告代理店の取締役を経て、沖縄時代に出会った知人から「とても合いそうな会社があるので、行ってみたら?」とBlueshipを強く紹介されたことがきっかけになり入社しました。

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入社時から現在まで、どんな業務に関わってきましたか

入社当初、私はRPAチームに配属されました。当時のBlueshipは構成管理業務が売上の大半を占め、RPA業務はまだ小規模でした。

RPAチームは営業担当と技術担当が連携し、新規顧客開拓と技術提供の両輪で活動する体制でした。2019年には全社的に営業力を高めて新規開拓を推し進める方針のもと、RPAチームの営業機能を独立させる形で正式な営業部が発足し、私はその営業部の課長に就任しました。

私たちの強みは、RPAだけでなく幅広いソリューションを持ち、単に言われたものを作るのではなく「業務改善まで踏み込んだアプローチが提案できる」ところにありました。この点が評価され、RPAがきっかけとなって他案件の受注につながることも多かったです。

2020年、ServiceNowを軸にしたソリューション提案を計画していたタイミングでコロナ禍が到来。ある自治体から「前回は手作業で給付が遅延し問題になった」との相談を受け、我々が準備していたServiceNowを活用した提案をぶつけ、「定額給付金プロジェクト」をプライム受注することになりました。私たちは単純なデジタル化ではなく、紙・電子両方の申請に対応しながら、問い合わせ削減と審査効率化を実現するシステムを提案。「IT視点と実運用の両方を考慮した解決策」というBlueshipの強みを示す代表的な事例となりました。

これまで異業種で様々な組織構築やマネジメントに携わってきましたが、BlueshipではRPAやServiceNowを用いた案件において、かつてのCRMのロジック構築の経験が活きましたし、コールセンター関連ではオペレーション改善の知見が役立っています。特に給付金のように、システム提供だけでなく運用面も含めて複合的に対応する案件は、過去の経験が大いに生かされました。

現在は営業部門のマネジメントが主な業務です。案件の受注をコントロールするため、パイプラインの創出や案件の進捗状況の管理、受託金額の把握などを行っています。

 

仕事をする上で意識していること、大事にしている考えを教えてください

「チャレンジの中にチェンジがある」という言葉を大切にしています。

人は誰しも変化を求めます。もっと楽をしたい、より高い給料が欲しいなど、現状からの改善を期待しています。しかし、その変化は何もしなければ訪れることはありません。昇進のために手を挙げる、新しいスキルを身につけるなど、何らかのチャレンジが必要です。前職でキャッチコピーとして掲げられていたこの考え方は、個人のモチベーションにも当てはまると実感しています。

だからこそ、チームのメンバーにも「明日も同じことをするのではなく、何か一つでも変えてみよう」と伝えています。大きなチャレンジでなくても、日々の小さな挑戦や改善点を積み重ねることが、いずれ大きな変化につながると信じています。

お客様に対しては、システム導入によってどのようなオペレーションになるのか、変化する点を中心に伝えるようにしています。多くのお客様はシステム導入という未知のチャレンジに対して「現状の業務が混乱するのではないか」「投資に見合った効果が得られるだろうか」という不安を抱かれます。そこで、システムの機能説明だけでなく、お客様が今後どのように業務を行うのかを具体的にイメージしてもらうことで、変革へのハードルを下げ、業務効率化や生産性向上といった恩恵を確実に手にしていただけることを伝えています。

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Blueshipで働く魅力を教えてください

過去に大手通信グループや商社系企業で経験を積む中で、大企業とベンチャーの違いを実感してきました。大企業では安定性がある一方、組織の制約から自分のアイデアを実現するのに時間と実績が必要でした。

Blueshipの最大の魅力は、100人に満たない組織規模を活かした自由度の高さです。「思いを言葉にし続けることで道が開ける」という経験を何度もしてきました。東京都のRPA案件では、当時のBlueshipに「無料実証実験」という概念がなかった中、POC(概念実証)の重要性を説き、実現に漕ぎ着けました。最初は「なぜ技術者をただで出さなければならないのか」と反対されましたが、結果的に数億円規模のプロジェクトになりました。

また、奈良県の案件では、BPO会社を従えるというプライム受託の形態を提案しました。「Blueshipの本来の領域ではない」と反対の声もありましたが、昨年には大手企業との契約を含めたプロジェクトで成功を収めました。

このように、Blueshipが今まで取り組んでこなかった新しいことに挑戦し、それが実を結ぶ瞬間を何度も経験しています。「Blueshipが少し変わったことをしている」と言われるプロジェクトの多くは、思いを口にし続けることで道が開けた経験の積み重ねです。この挑戦を受け入れる文化こそ、Blueshipだからこそ可能だったと感じています。

社員の前向きな姿勢や、チャレンジを恐れない若い組織の柔軟性も魅力の一つです。変化を恐れず、新しいアイデアを発信できる環境は、私の価値観と深く合致しており、日々のやりがいにつながっています。

 

今後の目標について教えてください

今後の目標は、全社で掲げている売上目標を達成することと、それを単なる数字ではなく「お客様から感謝される売上」にすることです。自治体との仕事を通じて、地域住民に喜ばれるサービスを提供したいと考えています。

これはまさに「HAPPY SERVICE MANAGEMENT」の思想である、顧客、パートナー、そして自社(社員とご家族も含めて)がHAPPYになる世界の実現に他なりません。会社は収益を上げ、社員の給与も増え、地域住民は暮らしが向上し、行政機関も評価される。この三方よしならぬ「全方よし」の好循環こそが、私たちの目指す姿です。

コロナ禍での経験から、ITの専門家として私たちにできることを考えるようになりました。自治体だけでなく、民間企業のデジタル変革も支援し、公共・民間双方の領域で社会課題の解決に貢献したいと思います。技術を通じて人々の生活や企業活動を向上させ、「ありがとう」と言われるシステムづくりに挑戦すること、それが私の目指す方向性です。

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Interviewee Profile

部署
営業本部
役職
執行役員
略歴
2017年 中途入社
大事にしている想いや言葉
Challengeの中にChangeがある
休日の過ごし方
育児と神輿
資格

・基本情報技術者
・ITILファンデーション
・WinActor技術者(エキスパート)


※その他
・国内旅行取扱主任
・簿記3級
・アマチュア無線技師(電話級:現4級)
・乙種第4類危険物取扱
・第二種衛生管理者
・乙種防火管理者